働きやすい職場を見抜くポイント

どこに住んでいても転職しやすいことが大きな強みの看護師ですが、転職の際の悩みや問題ももちろん存在しています。これから転職を考えている看護師は、先輩たちがどのようにして転職活動を成功させているかを知ることが重要です。

転職活動を成功に導く第一のカギといえるのが、新しい職場の人間関係。看護師はチームワークが必要とされる仕事なので、そこで働く看護師の人間関係が良いか悪いかで、仕事に対する印象はガラリと変わります。

前職の人間関係が原因で居辛くなり、転職を希望した人は少なからずいるでしょう。そんな中、「人間関係で悩みたくない」と強く感じているのであれば、できるだけ入職前に職場を見に行くことをおすすめします。

ナースステーションの前や受付から見るだけでも、看護師の雰囲気というのはわかるものです。もし、疲れた顔をしている看護師が多いと感じた場合は、オーバーワークだったり、人間関係に問題があることが要因として考えられます。

また、求人でとにかく即戦力を欲しがっている場合も注意が必要です。とにかく即戦力を求めている職場は、教育制度が手薄な可能性が高いです。実際、仕事の流れの説明やマニュアルなどの準備が間に合っておらず、バタバタと仕事が始まってしまう場合もあるようです。

特に看護現場はハードなため、フォローしてくれる先輩がいなくて困る場合もあることでしょう。しかし、どこでも人材不足は深刻であるため、丁寧に教えてくれることが少ないのも事実です。

その実情をすぐに変えることはできないため、自分自身が積極的に先輩看護師に質問をして、自らが自分のためのマニュアルを作っていく必要があります。積極的に業務を覚えようとする姿勢は、先輩たちからも好意的に捉えられるものです。このように、自立して動こうとすることは、結果的に職場での良い人間関係に繋がっていくでしょう。